2018年10月08日

「名は体を表す」small gardenについて




small gardenが体現する世界は、まさにクリエイター小園 兼一郎氏の理想郷、
小さな庭にジャズ・ボサノヴァをベースとした音を敷きつめ、自身のイメージに即して緻密に構築していく。
腕利きのアルチザン 門下生達の卓越した演奏技術。
そして艶やかな歌声。
ここでは時間が少しだけゆっくりと流れている。

当日のハイライトを挙げるときりがないので特に印象に残った2曲について書きたいと思う。

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フルート・サックスの印象的なメロディで始まる『8番目の月』
ジャズのエッセンスが全面に散りばめられたこの曲は まだ10代の頃に観たニューヨークトリオさながら都会の洗練を感じる。
まさに東京の音楽。
この日、ディスクブルーベリー 20周年を祝福するため集まった音のアルケミスト達。
繊細で煌びやかな旋律が東京の夜にこだまする。

途中 サックスからピアノへと切り替わる際のタイムラグが場にあたたかな一体感を生み出す。
これもあらかじめ図面に引かれた一本なのだとしたら驚きだが、こうした緊張と緩和の絶妙なバランスこそが小園ワールド、small gardenの持つ魅力ではないだろうか。

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Wフルートが秀逸な佳曲『木漏れ陽』
曲の持つ浮遊感をナチュラルなヴォーカルがより一層引き立てている。
もうどこまでも聴いていたい、この心地よさ。

日曜の朝に恋人と遅めの朝食を取る。
オーバカナルのクロックムッシュとカプチーノが理想。
ふいにFMからこの曲が流れてきたらこれほど幸せなことはないだろう。

こんなにも具体的なイメージが展開する曲もめずらしい。
あたたかで緩やかな何かに包みこまれる感じ、
そうファンタスティックな何かに。

僕もすっかり小園ワールド、small gardenのサウンドに魅了されたのだろう。
今後も彼らの活動に注目したいと思う。

Chelsea Girls 広瀬 陽一

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posted by blue-very at 22:08| イベント・リポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする